昨日の話、何年かぶりの大事件でした...。
いつものようにお買い物バイクで買い物に行き、バイク用の駐輪場に停めてショッピング。さて、帰ろうと駐輪代を精算し、キーを回してシートを開けてヘルメットを出しました。
ふと横を見ると私好みのバイクがあり、「あ~、これいい、今度買い換えるときはこれにしようかな~」なんて考えながら、ヘルメットをかぶり、カバンをシート下に置いてシートを閉めました。さあ、帰ろう! と思ってエンジンをかけようとしたその時です。
「キーがない!?」
刺さっているべきところにキーがないのです。え!? いつのまにか抜いてポケットにでも入れたのか? と上着やパンツのポケットをまさぐるもないのです。
その時まだ私は事態を飲み込めていません。ただ、なんとなくかなりやばいぞという意識はあったのですが...。
え~っと、どうすればいいんだ? 家に帰ってスペアキーをもってくるか?
でも、財布も定期も全部シートの下、
一文無しじゃん!
さらにさらに、家の鍵さえシートの下、誰かに助けを求めようにもスマホも財布も全部シートの下じゃ~ん!!
シートが開かないか、無駄な抵抗をしてみましたが、そんなの簡単には開くわけないですよね。
そう、その時の私、お金も通信手段もなし、自分の家に入ることさえできないという恐ろしい状態だったんです。家に誰かいれば、なんてことないんでしょうけど、単身だとこんな時は恐ろしいですね。家の鍵も、普通の鍵じゃなくて、スマートキーなので、そんな簡単には開けられません。
あ~困った、どうすりゃいいんだ!?
この時の私はかなりのパニック状態でしたね。何せ、すってんてんで見事に何も持ってないんですから。
家帰っても中に入れなければどうしようもない。とにかくこのシートを開けなければいけません。まず考えたことは、駐輪場の人に事情を話してとりあえず1000円ほどお金を借りて、バイク屋さんに行って何とか分解してでもシートを開けてもらおうかなと。
ただ、そこまでするには時間もかかるし、バイク屋さん、開いているかもわかりません。スマホもないし、連絡できないし。
ああ、なんとかカバンを取り出す手立てはないものかと、力任せにシートを上にあげてみたら、ちょ~~っとだけうすーく隙間が空くのです。今回もってきたカバンはがっちりしたタイプでなく、布地が柔らかなタイプ、しかも家の鍵は外付けのポケットに入っているので、ちょっとの隙間から少しだけだして、家の鍵だけでも取り出せれば、家にバイクのスペアキーはあるから何とかなる! というかそれしか方法はない...。
で、左手でシートを上にあげて、右手を滑り込ませて、とやってたんですけど、一人じゃ到底無理😣😣😣 この時、私、必死です😅😅😅
ちょうど隣に若い男の子がバイクを停めにやってきた。この時とばかりに事情を話して、男の子にシートをあげてもらうことにしました。やっぱ力仕事は男でないと。
予想通り、私よりも数倍の力で持ち上げてくれました。でも。ロックがかかっている限り、持ち上げられるといっても、限界があります。そこからバックの端を少しずつ引っ張り出し、外付けポケットのチャックが少し見えてきました。
20分位奮闘したでしょうか。チャックを開けて、家の鍵と、その日に限って入れてあったSuicaも取り出すことができました😄😄😄
こ、これで家に入ることができる。電車にも乗れる。くぅ~。スマホはまだシートの下だけれど、とりあえず一安心です。
手伝ってくれた男の子、本当ありがとうね~。これからは私も誰かの手助けをするから。丁重にお礼を言ってお別れしました。
そして家に帰ってスペアキーをもって、とんぼ返り。めでたく開けることができました。ちなみに家から駅の往復は、ジョギングで鍛えた足で走りましたよ~😁😁😁
その時は必至すぎて全く感じていなかったけれど、後から見たら、手はすり傷だらけ、打ち身だらけでした。そして、腕がすごい筋肉痛です。😅😅😅
バイクのキーをバッグの外ポケットに入れていれば、スペアキーを取りに帰らずともその場で開けられたのですが、ちゃんとメインの中に入れていたので、家に帰るはめになりました。
でも今回ラッキーだったのは、柔らかい布地のカバンだったから、わすがな隙間から少しだけでも出せたこと。かっちりしたバッグだったら何も取り出せなかったでしょう。その時のことを考えただけでもぞっとしますね。
こんなわずかなミスが命取りになる、ということを学びましたね~。昔は、家の電話とか、よくかける人の電話は暗記していたけど、今はスマホで履歴で呼び出すだけですから、電話番号なんて実家のくらいしか覚えていません。今回のことから、主要な人の電話番号位は覚えておこうと思いました。
いや、「家に帰ってお茶でもしよ~」から一転、ハードな土曜日になりました。でも、最終的には全てまるく収まったということで、よしとします。
アラ還女子七海でした♪
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