去年の7月に父が倒れて母が一人暮らしになってから、月に1回の実家帰りが続いています。
高校卒業と同時に東京に来たので、両親と暮らしたのは18歳まで。それから約40年、帰るのはお正月くらいでした。なので、お互い大人になってから一緒に暮らすことはなかったのです。
それが、ここ数か月、2週間程度とはいえ、母と一緒に暮らす日々です。今までできなかった親孝行が少しはできているんでしょうか。
母と暮らしてみて思ったこと。母は昭和1ケタ生まれなのですが、やっぱり消費社会になじんでいない。「買う」ことは悪いこと、そんな意識があるように思います。古くなったものを買い換えようとしても、あまり良い顔をしないのです。
例えば、食品にかぶせるラップ。チンする時に使用しますが、普通は1回使ったら捨てますよね。でも、母にとってあれは使い捨ての物ではないのです。何回も何回も、とっておいて使用します。
鍋やフライパンも、かなり年季が入っているのですが、まだ使えるといって買い換えません。
マヨネーズや髪のトリートメントも、私だったらある程度しぼって出なければ捨てますが、母は容器を半分に切って端っこにひっついているのを掬い取って使います。確かに、マヨネーズとか、絞っても出てこないけど、切ってみると中にまだ結構残っていたりするんですよね。
そして、ゴミ箱。なんと、私が高校生の時使っていたものをまだ使ってます。😲😲😲なめ猫って覚えてますかね? そのゴミ箱、うちではまだ現役です。
そんな感じで、私が使っていた40年前のものが実家では結構現役で頑張っているのですよ。蛍光スタンドとか、座布団とか。びっくりですよね。
昔の人って「贅沢は敵だ」的な教育で育っているので、使い捨てをすることに罪悪感があるみたいです。
でも、その精神、間違ってはいないと思います。私も母を見習って、自分の家で最近マヨネーズの入れ物を半分に切りました。結構残ってましたよ~。10回分くらいありそうです。
最近はSDGsとかいって、ゴミ袋は使用しないとかなってますけど、昔の人からしたら当然のことなのかもしれません。
アラ還女子七海でした♪
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